e-Palette構想に続き、レクサスのサブスクビジネスも登場!〜最先端のビジネストレンド「MaaS」紹介〜

2019-03-25

トヨタが自社の高級ブランドであるレクサスを用いたサブスクリプションのサービスを昨日から始めたそうです。

リンク記事「トヨタ、新会社「KINTO」を設立 愛車サブスクリプションサービスを展開」(日経)

トヨタ「レクサス」半年で乗り換えOK 月額19万円 https://t.co/HZCCCHvda7— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2019年2月5日

2種類のサービスを展開していく模様。

  • 3年間で1台のトヨタ車に乗れる「KINTO ONE」
  • 3年間で6種類のレクサス車を乗り継げる「KINTO SELECT」

どちらも任意保険に自動車税、その他諸費用(12ヶ月点検ほか)がパッケージ化された月額定額サービス。

つまり近年で一般化しつつあるamazon primeやNetflix、fuluなどど同じ継続課金システムのビジネスになるということですね。

もともとこのシステムは新聞、ヤクルト・牛乳配達、ジムなどがそうで、「生活の定額化」がビジネスモデルの根本にあったと思います。

昨今の「所有から」から「使用」へのモノの価値の捉え方の変化からシェアリングが一般的になってきたことが、このレクサスの定額サービスの発端になっているのでしょう。

車というハードを売ることと(本社)、点検整備のアフターサービス(カーディーラー)で投資を回収するビジネスモデルから、「使用」を意識したビジネスプラットフォームを構築しようとする動きが見え隠れしています。

実際、トヨタは昨年2018年のCES(アメリカで開催される世界最大級の家電見本市)で、「信頼性に優れたハードウェア供給カンパニー」だけではなく、「モビリティを通じてサービスを提供するプラットフォーマーにもなる」とe-Paletteの紹介をしながら、そのように宣言されていました。

そしてe-Paletteのコンセプトムービーだけを抜粋したものが下に貼り付けたものです。これが無茶苦茶面白い世界を創造しています。ぜひ見てみてください。

トヨタは未来のモビリティの在り方に、e-Paletteを自動運転の制御ロジックを含めてオープンなプラットフォームとして提供していくとのこと。さらにAmazonやUberに加え、ピザハット、DiDi(滴滴出行)、マツダ(主にEV部品)などとも提携し、様々なスキルやシステムの開発をスパライルアップさせ、プラットフォームビジネスの土台としていくようです。

e-Paletteの想定使用範囲は、移動・物流・物販と非常に幅広いことが特徴です。

また、e-Palettedではこれまで重要視されてきた(メーカーが勝手に重要視してきたとも言うのかな?)、車の性能やデザインのバリエーションをむやみやたらと増やすのではなく、

昨今のスマホのように「システムがオープンになった移動する箱」としてサードパーティ、ユーザーに提供し、スマホのアプリ同様、「箱の使い方は使い手が考える」、そしてアプリつまり、「ライセンスで課金するビジネスモデル」を構築しようと考えています。

MaaSを知ってますか?

最近よく聞くMaaS(マース)という言葉、知ってますか?知らない人はぜひ押さえておいてください。Mobility as a Serviceの略で、日本語でいうところの「サービスとしての移動」です(そのまんまですね)。

MaaSとはユーザーの移動を最適化するために様々な移動手段を活用し、利便性、効率性、付加価値を高めるものです。

今後非常に重要になってくるビジネスキーワードで、トヨタが今後の未来に描くe-Paletteがまさしくそれです。

Teslaなどの自動車メーカーだけがライバルではないんですよね。そこでは、Google、Apple、Facebookなどが新規参入者として破壊的イノベーション(ゲームチェンジ)を大胆に仕掛けてくる激動の時代に突入しそうです。

まとめ

  1. トヨタをはじめとする自動車メーカーの戦い方が変化してきている
  2. プレミアム車両の提供(販売、サブスク)からモビリティソリューションプロバイダへ
  3. ライバルはGoogle、Apple、Facebook

自動車メーカーは年々厳しくなる燃費性能、環境性能に加えて、MaaSまでやっていかねば生存競争に生き残れない厳しい時代になったと言えますが、技術や時代の価値観の変化がもたらす新しい付加価値をメーカーもサービス提供者もユーザーも楽しめるといいですね^^