人生を変えた機械式時計(3)

2019-01-20

ロレックスショップ某店にフラッと足を運んだ時のこと

「どのような時計をお探しですか?」

「グリーンサブ、シードゥエラーもいいなと思うんですけど、友達がGMTマスター2の黒を持っていて、それにグッときたので、青黒ベゼルがあったらいいなと思ってます。ただ、なかなか出会わないですよね青黒は」

「実は本日、青黒が店舗に届いたんです。まだ検品前ではありますがご覧になりますか?」

「えっ!?」「ぜひ!」

2017年春頃の某店には今では信じられないが、通常のサブや黒GMTは当たり前で、グリーンのサブマリーナ、カタログ落ちすることが決定したシードゥエラーが普通に陳列されている未開拓の神店舗だった。

今にして思うとグリーンサブも併せて買っておけば、腕につけて楽しんで、他の時計が欲しくなったら売却するくらいスタンスでキャッシュを減らさずに楽しめたのかもしれない。
ただ当時は80-100万近くする高級腕時計に対してサクッと買える勇気と経験がなかった。
基本は事務所でのデスクワークメインとはいえ、エンジニアの仕事的に油で時計を汚したり、どこかにぶつけると気絶するかもしれない。
使用は主に週末がメイン。となると、腕は1本、週末は2日しかないので、まぁ1本で十分だろうと。

「高級腕時計なのになんだかもう自分の時計のようにしっくりきてしまってます」

「お客様の容姿とライフスタイルから大変お似合いですよ」「青黒は店舗に入荷することが少ないので、非常に幸運と恵まれていると思われます」

(腕時計に92万。。。。うーん気絶するほど高いけど、この出会いはそうそうないぞ、今買わずにしていつ買うというんだ。とりあえず、えいっとジャンプして飛び越えてみるか)

「あ、じゃあそれ買います」

完全にノリと好奇心だった。今まで腕時計に4万以上かけたことないのだから。
クレジットカードで支払う金額としては過去最高額をフラッと寄ったRolexショップ某店でサクッと買ってしまう。それも腕時計に。(この件によって心理的な耐性がついてしまったのか、50万くらいの時計をさほど悩まずにサクッと買ってしまうようになるという)

その日から、僕は機械式時計に夢中になった(続く)