2020年10月度 運用成績(iDeCo)
10月のiDeCo(個人型確定拠出年金)運用結果を報告します。
※前職での企業型確定拠出年金の掛金を移管し、2019年6月からiDeCoでの運用を開始しています
2020年10月度 運用成績
・資産残高 4,277,859円
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)・・・前月比-79,562円
・拠出掛金 0円(2020年7月以降は運用指図者としてiDeCoを運用)
・拠出金(iDeCo運用〜)に対する通算損益 +425,076円(+11.0%)
※上記は次の移管金から移管手数料分2,777円を割り引いた後の運用結果となります
※また、毎月の口座維持管理および拠出に際しての手数料で167円の諸経費が発生しています
前職からの移管金
・合計金額 3,792,783円
- 企業型確定拠出年金・・・2,503,883円
- 確定給付年金 脱退一時金・・・1,288,900円


それぞれの項目が示す内容は下記の通りです。
- 資産残高・・・(累計拠出金)+(企業型DC損益)+(iDeCo損益)
- iDeCo拠出金・・・iDeCo運用による毎月の拠出額
- 累計拠出金・・・企業型DCの拠出金合計 + iDeCo拠出金合計
- 企業型DC損益・・・企業型DC運用による損益(3年8ヶ月)
- iDeCo損益・・・iDeCo運用による損益(2019年6月〜)
- 資産変動額 前月比・・・iDeCo運用においての前月に対する資産の変動額
(補足)
2019年5月から6月にかけて資産残高が増えているのは、前職の退職時に伴う企業年金基金(確定給付年金)の口座をiDeCo口座に移管したことによります(およそ130万)
iDeCo口座のスクリーンショット

SBI証券のイデコはセゾン投信の商品が人気
私は2019年4月からこれまで、米国の主要企業に幅広く投資ができる観点からS&P500の指数に連動したタイプの投資信託の商品をイデコ運用の中核として据えて投資を行ってきています。
商品選定方法はシンプルに3点
- 株式運用100%(投資信託もリスク資産である株式運用が私にとっての最適解)
- 信託報酬等の手数料は0.3%以下
- 上記を満足する米国株100%の商品、なければ先進国株式(日本除く)
私の場合はイデコの運用方針が明確だったため、5分とかからずに商品選定を終えてしまいました。
では、他のイデコ加入者もしくは運用指図者にとってはどのような商品が人気なのでしょうか?
商品の純資産額ベースで1000億を超えるものに黄色のハイライトを引きつつ、ちょっと調べてみました。


私がメインで運用しているeMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)は1500億ほど。信託報酬も0.09%台とほぼ最安で、少なくとも運用コストとしてはとても優秀な商品です。
今回調べていて驚いたのは、セゾン投信の商品「資産形成の達人」および「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」に人気が集まっていたことでした。
セゾン投信社長の中野晴啓氏が買いた「投資信託/つみたてNISA/iDeCoは〇〇本から選びなさい」シリーズは、たしかに書店の株式投資コーナーでもよく見かける人気の著作ですよね。私も1作目の「投資信託はこの8本から選びなさい」は読みました。初心者にもわかりやすく丁寧な内容で好感を持った記憶があります。
「資産形成の達人」はファンド・オブ・ファンズの方式で運用する商品です。
ファンド・オブ・ファンズとは複数の投資信託を投資対象とする投資信託のことで、「有望なの投信を独自のリサーチからピックアップし、それらを独自の投資比率、タイミングで運用を行う商品」というタイプのものです。
ゆえに、セゾン投信が考える最適なカスタマイズが付加価値として計上されるため、純粋な〇〇指数に連動したインデックスファンドの類の商品より信託報酬が高くなっています。
セゾン投信の商品選定理由書は下記の通りです。


私としては個別株もそれなりに熱心にやっていますし、イデコとしても自身の投資方針から外れてしまうため、これらを運用することはありませんが、もし個別株をやっていなかったら、このセゾン資産形成の達人ファンドを買っていたかもしれないですね。
セゾン投信の商品が信託報酬面で決して安い方とは言えずとも、それでも市場でとても人気があることを個人的に考察するとこうです。
「”分散投資”という耳障りの良いフレーズの下に玉石混交の様々なファンドがあるなかで、プロの英知を結集して厳選し、プロが考える最適比率にてパッケージングして、市場動向を鑑みながらプロが考えるベストなタイミングで保有商品を売買することを商品化」していることと、
そもそも「商品を選ぶところからセゾン投信に外注してしまうことで、安心してお金を預けて運用を任せることができる」という真理が生まれるのだと推察します。
なにせ「プロが常にドリームチームを作ってくれて運用してくれるという安心感」は絶大でしょう。
お金の使い方は人それぞれですので、ご自身の投資方針に合致しているならば積極的にこのような商品を選ぶことは一案でしょうね。
また一方で積極的に興味の沸かない(でもやっておいたほうがよさそうな世の中の流れは理解している)確定拠出年金に時間を割かずに、本業の仕事やプライベートの時間に注力したいという多くの拠出者にとっても、このような商品は魅力的な選択肢の一つに成り得るのかもしれません。
いずれにしましても、投資に馴染みのない方でも比較的安心して株式ないしは債権等への投資行動に参加できる商品があることは間口を広げる意味でも大変ありがたいことですね^^
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