マコクロ流、会社四季報の活用方法〜銘柄分析〜(1)

2019-12-30

【確定拠出年金(iDeCo)専用】SBI証券

昨日3/6の含み損益は前日比で-145,400円でした。

ほぼ全銘柄が下がりました。

昨日の日経新聞によると、一昨日(3/5)の米株式相場が小幅ながらも続落したのを受けて投資家心理がやや悪化したのではないか、との見方が出ていました。

なんだそりゃ?という感じなんですが、案外そんなわけのわからないことで資産の2、3%は動いてしまいます。プラスの振れ幅も同じくです。

久しぶりの追加投資

さて、昨日は昨年11月に100株ほど購入した、フィットネス業界3位で最近は介護関連、リハビリ施設も運営している「ルネサンス」の追加投資で100株ほどを買い入れを行いました。

ルネサンスの過去の紹介記事はコチラ。

ルネサンスの業績は? マコクロの四季報活用方法

実はSBI証券は会員向けに最新の四季報情報を無料で提供してくれています。

四季報は年4回発行されていますが1冊2,200円程度するので、これだけでもSBI証券を利用する価値があります。すごくないですか?これ。

もちろん紙の方がパラパラめくれて検索性が非常に良いのですが、一つずつの見やすさは俄然こっちの方が好み^^

私はまず気になる銘柄を発見した時、四季報を上の赤線で引いた番号順にチェックしていきます。

①営業利益 ②純利益 ③一株当たりの純利益(EPS)

まずこの3箇所をチェックしていきます。

なお、一番左の【連19.3予】というのは、2019年3月連結決算における四季報業績予想を表します。あくまで四季報の予想ですので、会社が公表しているものと全くイコールだったり強気・弱気判断を織り込んでいるので、参考程度にしておくのがよいと思います。

最終的には企業HPの決算短信から自分の目で実際の業績をチェックしていくことが大切です。

ただ、投資対象を見つけようとしているフェーズでは、サラッと見ていけば良いので、銘柄をスクリーニングしている段階においては、まずはこの数値をそのまま受け止めてしまえば良いと思います。

①営業利益は「本業での稼け」「企業の収益力」を表しています。

私は営業利益率は10%は欲しいと思っていて、営業利益自体も前年に比べて10〜15%くらい成長している企業に注目しています。

このような数字は身近なものに置き換えるとイメージがよくわかると思います。

仮に1個1,000円のケーキを5個作って販売したとしたら、いくら収益があがると嬉しいでしょうか?

ぜ〜んぶ売って丸々5,000円欲しいに決まっていますよね。でも、そこには材料費(スポンジ、クリーム、いちご)、人件費、水道光熱費、宣伝広告費(これらを販売管理費と呼びます)などもかかってくるわけです。さて、計画通り5個全て売れました。良かったですね。でも結局、手元に残る利益は400円(営業利益率8%)でした。ところで、あなたはこの仕事をやり続けたいですか?

私は少なくとも営業利益率が10%以下にしかならない仕事は、自分が経営者だったならば極力やりたくないビジネスだなと思うはずです。

参考までに世界で最も有名な企業の一つであるトヨタ自動車(7203)の売上高はおよそ29兆円で、営業利益は2兆4千億円です。つまり営業利益率は8.3%なんですよ。おそらく今の季節は春闘が始まり「〇〇円のベアアップ!」「ボーナス◯ヶ月!」と労働組合の代表が経営層と協議しているかと思いますが、そのトヨタの営業利益率は8.3%です。従業員の目線、経営層の目線、株主の目線、社会の目線、立場を変えると随分と見える景色が変わるものですね。

そう考えると家庭教師なんてめちゃくちゃ営業利益率高そうじゃないですか?だって、人的資本が抑えられていれば、交通費と筆記用具くらいしかいらないですから。家賃(生徒の家)、光熱費、テキスト(生徒が持っている教科書や参考書、問題集)は、ぜ〜んぶ生徒の親御さんが持つわけです。だから、家庭教師の時給は高いんですよね。生徒にとって優れた先生を確保することが何よりも重要だからです。

次に②純利益です。こちらは「最終的な手元に入る利益」を表します。

先のケーキ屋さんの例で話を続けるならば、ケーキ屋さんをオープンするにあたって信用金庫等から借りたお金の利息であったり、ちょっと目を離したすきにケーキ1個が盗まれてしまった!(万引きによる損失)といった「営業外費用(収益 or 損失)」を考慮したものが「経常利益」。

さらに地震で建物の一部や商売道具が壊れちゃった!などの本業とは全く関係のない「特別損失」を「経常利益」から差し引いたものが「純利益」というわけです。

ケーキ屋さんにたとえてみましたが、うまく説明できてましたかね?

ルネサンスの売上高、営業利益、純利益はどうか?

2018年度の総決算の実績ベースで営業利益率は8.8%程度です。ただし年々高収益体質となってきていることが一覧からわかります2014年度から2017年度にかけて5.6%→6.5%→7.3%→8.3%前年度の8.8%、そして次回では9.1%と四季報が予想しています。

また、近年の営業利益における毎年の成長率は+7〜8%程度です。

自分の会社が毎年どのくらい営業利益を伸ばしているかチェックしてみると面白いかもしれません。ちなみにトヨタ自動車ほどの巨人だと大体年率2%〜4%です。

次に純利益に目をやると、2014年度から2018年度にかけての純利益の増加率は+41.8%→+5.9%→+28.5%→+20.5%の推移、そして次回では前年に対して+11.6%と四季報が予想しています。純利益はばらいついてしまっていますが、堅調と言えるでしょう。

だいぶ長くなってしまったので、次回へ持ち越します。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 293174_366394 です