保有銘柄トレジャーファクトリー: 2019年2月期通期決算レビュー

家電・家具・雑貨など総合リユースを軸に衣料、スポーツなどの専門業態を展開しているトレジャー・ファクトリー(3093)の株価が4月10日発行の決算短信後に大きく下落しています。

  • 4月10日の株式市場終値が823円(終値とは株式市場の最後の取引でついた値段のことです)
  • 4月10日の15時以降に決算短信をリリースし、翌日は大きく-53円の下落、以後、続落。
  • 4月24日の終値で718円
  • 本日4月25日の終値で736円(久しぶりに株価が反発しました、市場自体もポジティブでした)

決算資料のリンクをこちらに貼っておきます。

通期の決算短信

決算説明資料

この2週間、続落傾向があるのは何故なのか?

例によってこのブログでレビューしながら銘柄分析を実施していきます。

決算短信(連結)の表紙から読み取れる情報

こちらがもともとの2019年2月期の業績予想です。

2019年2月期第3四半期 決算短信より抜粋
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3093/tdnet/1662368/00.pdf
  • 通期決算の売上高・・・17,737百万 → 前年度に対して+7.9%(計画比1%以内、-62百万)
  • 通期決算の営業利益・・・905百万 → 前年度に対して+45.6%(計画比+10.6%、+87百万)
  • 通期決算の純利益・・・564百万 → 前年度に対して+63.3%(計画比+1.8%、+10百万)

売上高、営業・経常利益、純利益それぞれが昨年度に対しては大幅なプラスの業績となりました。

また、売上高・純利益は計画通りで、営業利益が当初の計画での着地予想より10%近く上回る業績であることも確認できました。

1つコメントするのであれば、売上高に対する営業利益率が5.1%とそれほど高くないのは、もしかすると業種に寄るところがあるのかもしれません。

実際、トレファク同様に2ndストリート(総合リユース業)を展開するゲオホールディングスの営業利益率を確認してみると、概ね5%程度でした。

ゲオ・ホールディグスはCD・DVDレンタル事業、ゲーム・書籍販売事業等も含んだ値ですので完全な同じ土俵での比較はできません。とはいえ、トレファクもトレファクで他のサービスも展開しているので似たようなもんですね。

決算短信を見る限りでは、「計画同等以上の成績、かつ、前年比で大幅像で業績回復、収益性順調に回復」という評価をしても良いでしょう。

(2017年および2018年度が業績的に落ち込んだ時期でした)

決算短信を見て気になったところ

それにしても営業利益、純利益が前年度に対して1.5倍とか1.6倍とか、、、それって上がりすぎじゃない?

これは前述した通り、2017年と2018年の業績が悪化したことによります。

過去の決算説明資料のダイジェストを見てみると、

  • 2017年・・・カインドオル(ブランド古着の買取・販売業)のM&A費用の影響、地方都市(名古屋、福岡)への進出費用と営業赤字
  • 2018年・・・地方都市の営業赤字、天災・気候要因

天災や気候により利益現象ってなんだそりゃですけどね。。。関東メインの事業展開なんだから、震災・土砂崩れなどの災害をモロに受けたわけでもないでしょうに。

決算説明資料から抜粋

業績ハイライトです。相変わらず見易さは決算短信の比ではないですね。

ただ決算短信はリリースが早いので、情報入手性として、見るべきポイントがわかってくると、意外とシンプルにまとまっていて使い勝手がいいんですよ。

ビジネスモデルと、トレファクの強みも紹介しちゃいます。

このトレファク引越しの目の付けどころは素晴らしいですよね。

粗大ゴミ(回収ゴミ)って事前連絡が必要で、2週間後とかでしか出せないし、できることなら必要としている人に譲りたい(格安でも売れればご飯代の足しにはなるし)ですよね。

DMM.com いろいろレンタル同様、こういうあらかじめ使う日がわかっていて、同じドレスを着まわしにくい女性にはなんとも助かるサービスも展開しています。

最後に2020年2月期の業績予想です。

営業利益横ばい、純利益は前期比+10%増を計画とのことでした。

前年度の業績が2期前に比べて大幅改善したものを見てしまったがために、次なる成長を見据えた先行投資をしていることを見逃すと、ずいぶん地味な業績予想に映ったのかもしれませんね。

結論: 業績はOK・リユース市場のポテンシャルあり、よって株式はホールド

2019年2月度決算は「計画通り」かつ「業績回復」、2020年度は次なる成長戦略に向けた準備の年

マコクロはそのように理解しました。