保有銘柄 塩野義製薬:2020年3月期第1四半期決算レビュー

2019-08-06

ルネサンスに引き続き、塩野義製薬の第1四半期レビューです。

  • トレジャー・ファクトリー・・・第1四半期決算(7/10発表済み)
  • ルネサンス・・・2020年3月期の第1四半期決算(7/29発表済み)
  • 塩野義製薬・・・2020年3月期第1四半期決算(7/29発表済み)
  • ZOZO・・・第1四半期決算(7/30発表済み)
  • ユニ・チャーム・・・2019年12月期中間決算(8/8発表予定)

前期2019年3月期の決算レビューでは下記のような結論としていました。

前期結論: 業績は過去最高で絶好調の◎。暴落時は買増し確定

ルネサンスは全株売却処理して一旦距離を置くこととしましたが、塩野義製薬に対しては第1四半期の結果からどのような判断を下し行動しているかを紹介いたします。

結論:業績は計画通り堅調に推移もコンセンサス予想は下回る。このままホールド。

ふー、売却するような悪い決算とならず良かったです(笑)。

ただ、「普通の決算」「退屈な決算」とも言えなくもないので、前期の業績と比較してしまうと少々物足りない印象も残ります。

では、どのような結果だったのかを、いつも通り決算短信からチェックしていきましょう。

決算短信から読み取れる情報

出典元: 塩野義製薬 2020年3月期 第1四半期決算短信より抜粋
出典元: 塩野義製薬 2020年3月期 第1四半期決算短信より抜粋

この決算短信の表紙上側だけ見てしまうと「前年同期と比較してかなり厳しい業績結果」に見えてしまいます。

しかし、(3)の連結業績予想の第2四半期(つまり次回決算)をベースに改めて今回の業績を確認してみると、第1Qの業績は半期に対しては見かけほど悪くないのです。

第2Qまでは前年同期比に対して厳しい業績予想がなされていますが、通期では営業利益では+5%の成長、純利益は微増を予想しています。

次の資料は2019年3月期の通期決算説明会における2020年3月期(つまり当期)業績予想のものです。

前年に対して営業利益が+6%の増益を見込み、売上高と純利益は2018年度から微増を予想しています。実は上期は減収減益を予想しているものの、通期ではしっかり目標達成できると事前に説明があったのでした。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 2019-05-18_シオノギ製薬2019決算10.png です
出典元: 塩野義製薬 2019年3月期 決算発表説明会資料より抜粋
URL: https://disclosure.ifis.co.jp/data/disclose/d4/20190509/140120190509419672.pdf

再び今回の決算短信資料に戻ります。

出典元: 塩野義製薬 2020年3月期 第1四半期決算短信より抜粋

前年同期比への比較と、半期業績予想に対する進捗率を整理してみます。

  • 売上高・・・792億 → 前年同期比に対して-10.5%(半期に対しての進捗率49.8%)
  • 営業利益・・・290億 → 前年同期比に対して+4.7%(通期に対しての進捗率55.7%)
  • 純利益・・・244億 → 前年同期比に対して-23.4%(通期に対しての進捗率49.8%)

それぞれの成績に対する主要因は下記でした。

  • 売上高・・・国内売上高は増加。ただし、前年同期比に対してロイヤリティ収入が減少したため、前年同期比との比較においては減少。
  • 営業利益・・・前期は戦略的事業投資(110億)で費用がかさんだ。当期はその分が減少したことがプラスの要因。
  • 純利益・・・投資先の受取配当金の減少と為替変動(つまり営業外損益)が原因で前年同期比に対して減少。

表紙の内容はこんな感じでした。

カンファレンスコール資料から抜粋

塩野義製薬は半期ならびに通期での決算説明会だけでなく、第1Qと第3Qにおいても「カンファレンスコール(電話会議)」を用いて、主要株主やら法人向けに決算説明を実施しているようで、しかもそれらをIR資料として一般公開しているため、私のような個人投資家も録音内容を確認することができます。(リンク)

会社の活動内容がよくわかるのでとても良いことだと思います。

こちらのスライド資料も一部抜粋して掲載します。やはり文章だけでなく表やグラフがあるとものすごく理解しやすくて助かります。(私のブログでの月次成績なども極力、表やグラフを取り入れて見やすくしていこうと反省・・・)

塩野義製薬 2020年3月期第1Q カンファレンスコール資料より一部抜粋
塩野義製薬 2020年3月期第1Q カンファレンスコール資料より一部抜粋
塩野義製薬 2020年3月期第1Q カンファレンスコール資料より一部抜粋

この前年比較による増減要因の資料わかりやすいですね。しかし、営業外のインパクトが大きいなぁ。。。

塩野義製薬 2020年3月期第1Q カンファレンスコール資料より一部抜粋

「ロイヤリティー収入(その他)」のインパクトめちゃくちゃ大きんですけど。。。ゾフルーザに関するRoche(ロシュ)社からの収入すごかったんだなぁ、、。うむむ。

塩野義製薬 2020年3月期第1Q カンファレンスコール資料より一部抜粋

このスライドは、創薬の開発フェーズが順調に進むことでもらえるマイルストン収入などの一時金を除外すると、足元のビジネスは堅調である(ということを銀行や株主に説明したいがための)という資料です。

本日100株ほど買い増しを実施

先日25日に塩野義製薬の株価が6,100円を割り込んだタイミングに100株を購入しました。

一昨日29日の後場の最中に今回の第1Q決算短信がリリースされた直後、株価は大きく下げました。(翌日30日に一旦反発するも前日29日とほぼ同値で着地)

そして今日は機関投資家からの大きな売りを浴びせられているのか、凄まじく下げました。

SBI証券より 塩野義製薬(5日チャート)

ここぞとばかりに前場の底値付近である5,962円で100株ほど買い増しを実施しました。

相場途中にブログ記事を作成しながらスクショしたため、後場の情報がないですが、最終的には6,057円まで戻しました(それでも前日比-102円なんですけどね、、、)。

塩野義製薬の買い増しの大前提である「第1四半期決算が好調である」に対して、今回を「好調か?」と問われると「堅調ではあるが好調とまでは言えない」となるので、ちょっと微妙な状況下で買いつけてしまったかもしれませんね。

今後の塩野義製薬の買い増しは下記の条件で動く予定です。主力3銘柄は評価額として250万前後くらいまで保有したいので、もう200株程度は買いたいところです。
・7/29発表の第1四半期決算が好調である
・6,000円以下である(5,900円以下だとなお良し)
・一方で塩野義製薬とマニーが同時に調整・暴落するような局面には、マニーをまず優先して買い付ける

保有株含み損益(2019-7-27時点:CW30)より抜粋

次回の半期決算、通期決算を引き続き注目していきます。