保有銘柄 マニー:2019年8月期 決算短信レビュー

本エントリーとは無関係ですが、台風19号により私の住まいである川崎区は災害発生危険度MAX状態でしたが、幸いにも自宅周辺は冠水も自宅への浸水もなく、無事やり過ごせました。友人たちから心配のLINEが届いていたので、この場を借りてお伝えさせていただきます。

一昨日の10/10の15時(つまり株式市場が閉場した直後)にマニーの2019年8月期決算が発表されました。そして翌日11日のマーケットでは朝一の寄り付きからマニーの株価は概ね想像していた通りの展開になっています。

さて、そんな私の主力中の主力銘柄であるマニーの決算レビューを紹介いたします。

まずは結論から。

結論: 「当期の業績は計画通りで堅調」。ただし、業績鈍化による悲観売りが予想された為、NISA枠は一旦リカク。

翌日11日は予想通り大きく下げました。

下げることはわかっていたので驚きはないですけど、ちょっと思うところというか、反省が残る対処をしてしまいました。

NISA枠は9月下旬にリカクしておくか、もしくは期限の切れる2020年末以降は2021年のNISA枠としてロールオーバーでホールドでもよかったかな〜なんて今さならがら思ったり。これについては後で触れたいと思います。

まずは決算短信の内容をレビューしていきます。

本日時点では決算説明会資料はマニーHPのIRニュースにアップされていないので、グラフなどでのビジュアルでの紹介はにアップされ次第、私のブログにもリンクを貼ろうかと思います。

決算短信: 当期の業績

マニー 2019年8月期決算より抜粋

前期(2018年8月期決算)に対しての業績向上度合いと、当期の業績予想に対しての進捗率を整理してみると、

  • 2019年度の売上高・・・18,327百万 → 前年度に対して-8.8%、当期業績予想に対しての進捗率98%
  • 2019年度の営業利益・・・5,865百万 → 前年度に対して+15.5%、当期業績予想に対しての進捗率102%
  • 2019年度の純利益・・・6,101百万 → 前年度に対して+61.8%、当期業績予想に対しての進捗率102%

ほぼ計画通りの進捗となりました。

計画通りに着地することはとても良いことなのですが、これまで計画を上回る業績を出してきたマニーという会社への期待からすると、マーケットからはちょっと物足りない結果だったかもしれないですね。私も実際そのような印象が残りました。

次は、実質的な税引き前純利益を前期と比較をしてみます。当期は前期途中に投資用有価証券の売却により27.5億の利益が加算されているので、純利益が前期決算よりも大幅に増えている為です(前回決算時も同じように確認して判断しています)。

マニー 2019年8月期決算より抜粋

上記の四半期連結の損益計算書の赤線が引かれている「税金等調整前四半期純利益」を確認します。左側が前年度、右側が今年度の四半期決算の税引き前の利益です。

今年度は8,399百万円、前年度は5,189百万円と記載がありますね。今年度のこの税引き前純利益から、先の投資有価証券売却益を差し引くと、

8,399百万円 – 2,750百万円 = 5,649百万円

これが今年度の税引き前での株式の売却益(特別利益)を除いた”ほぼ本業の稼ぎ”(※)と言えそうです。これも前回レビューに同じ。

(※)経常利益に関連する項目で、わずかに営業以外からの収益があるため、”ほぼ本業”と表現しています

前年度の税引き前純利益5,189百万円と比較すると、前期比+460百万円(+8.9%)となりました。堅調な純利益(税引き前)の向上率ではあります。

決算短信: 次期業績予想

次に2020年8月期の業績予想を見てみます。

マニー 2019年8月期決算より抜粋

要点を3つに絞ってご紹介します。

  • 2019年度に対し、売上は横ばい、営業利益は+7.5%増、純利益は-21%減
  • 純利益の大幅減は前述の通り株式売却益の影響がなくなったことによることが原因
  • 経常利益は+6.4%増とあるが、過去2年は+12.9(2018年度)、+9.0(2019年度)と鈍化傾向にある

今、ふと思ったのですが、これまで株式譲渡益による純利益への影響を除外したくて、わざわざ税引き前純利益で前年同期比を一生懸命比較してきましたが、これ、なんていうか経常利益比較で良かったですね(笑)。なんという無駄な作業を今まで。。。お恥ずかしい。。

ここから察するに、マニーの成長フェーズが一息ついてしまったのか、成長率が鈍化していることが想像されます。

これまで株価は未来の成長を期待して、期待分までガンガン織り込んでいたのでしょうが、2020年度の業績予想を見る限り、これは翌日のマーケットでは悲観売りになりそうだなと容易に想像がつきました。少なくとも決算短信からはむこう数年の中期経営計画などは記載されないので、未来への期待のしようがありません。

翌日の寄付で成行にてNISA枠分の300株を売却

2016年度NISA枠でしたので、来年末まで非課税枠として運用は可能でした。

しかしながら、上記のレビューの通り、翌日は大幅下落することが予想され、理由が一時的な材料ではなく来年の業績が期待以下であったことから、来年以降の業績回復のシナリオが見えるまでは株価の回復に時間がかかるだろうと想像

私のNISAの出口戦略は「天井を狙わず、それなりの含み益となったらリカクして非課税の恩恵を確実に得る」が基本路線です。

ゆえに上記のこともあり、来年半ばまでは売る予定がなかったこのNISA枠分を売却することに決め、翌日11日の朝一の寄付き(当日の最初につく価格)にて成行売り(売れる価格でとにかく売る行為)をすることとしました。

マニー 5年チャート

平均買付価格が696円だったのに対し、利益確定時の売却価格は2,527円でしたので、+1,831円のおよそ3.6倍、+55万の利益となりました。

反省

今にして思うとちょっと悩ましい対応をしてしまいました。

というのも、10/1には2,869円まで株価をつけていたのです。2,800円台で売っておけばもうさらに10万近く利益を伸ばせたんですよね。

そして、今回の決算前に次年度の業績の予想ももちろん参考値ではありますが、かんばしくない可能性があることも知っていました。(が、株高になっている直近の状況に浮かれて、完全に忘れていました。。)

四季報です。

決算短信での会社の業績予想にかなり近い形で予想できていますよね。

私は、大きくプラスの業績予想を出している時の四季報は悲観的に(それは流石に盛りすぎだろうと)評価するようにしつつも、減収減益予想の時は参考にするように心がけていました(が、株価に踊らされて忘れていました笑)

今回、特定口座の方の600株を売却しなかったのは、成長の鈍化はあるものの、業績は堅調であること、そして、商品レイアウトを利益率改善の取り組みで高付加価値路線にしっかり注力していることから中長期的には投資対象として魅力的であると判断したからです。

成行売りが無事確定したアラートがメールに届いた時に「あ、もしかしてこの300株、2020年に売ることに固執せずに、2021年度のNISA枠を使ったロールオーバーでも良かったんでは・・・」と、売却した後に改めて思ってしまいました(笑)

NISAの基本5年縛りと資産の運用効率(資金効率と言うべきかな?)を意識し過ぎてしまいました。うーん、まだまだですね。。。