【自動車業界】30代後半、同期が課長に昇進し始めた

2020-08-18

昨年辺りから中間管理職の第一歩である課長職に登用される前職の同期が少しずつ出てきました。

私の前職の同期は総合職採用で100〜120名くらいだったと思います。そんな同期の中で私が知る限りではあるものの、転職者も含めると4〜5名程度が同じ業界のマネージャー職に就き始めたということです。

もちろん本人のライフスタイルや、家庭の事情・社会情勢の変化(ましてや今はコロナ禍)なども考慮すべきで、課長職に登用されることがビジネスパーソンとしての全てというわけではありません。現に上司や人事からプロモーションの話が来てもあえて今回は見送ったという話も聞いています。

そうは言っても、20代後半や30代前半のビジネスパーソンとしては昇格昇進に興味・関心がある人のほうが多いと思いますので、今回ブログで綴ってみることにしてみました。

こんな記事を書くくらいですから、私ももちろん関心大アリです(笑)

輸送機器業界・技術職採用の管理職昇進年齢は概ね40歳以降

年功序列が薄れてきている現代社会において昇進時期を年齢でくくるのは必ずしも適切ではないですが、わかりやすさと目安にしやすいという点で当ブログにおいても年齢で表現しています

私は現在39歳なのですが、一浪からの工学部の学部卒ですので社会人キャリアとしては16年目となります。(会社員という点では厳密には15年でしょうか。1年間会社組織から離れていましたからね)

ストレートで入学して学位を修めた学部卒の友人は今年38歳、同じく院卒であれば40歳の世代ですね。

輸送機器業界における技術系採用の人材はいつ頃からマネージャーに昇進するのか?

同業他社としても気になるところです。

そこで、私の前職での経験や知人の情報、企業に関する社員クチコミ情報を提供するウェブサイトOpenWorkを通じて調べてみました。

完成車OEMの頂点にいるトヨタ自動車、そしてホンダ、日産、スズキ、マツダ、スバル、それに日系部品メーカートップのデンソーやアイシン精機含め、おおむね35歳から40歳にかけて係長(課長代理)もしくはそれ相当レベルに昇格・昇進し、40歳から45歳にかけてマネージャーに昇進していくようです。

2輪大手のヤマハ発動機やカワサキも大差ない印象を受けました。

スキルと経験を同列で評価することはできないので一概には言えないものの、技術系職種より事務系職種の方が3年くらい早く昇格・昇進試験を受ける機会を得ているイメージもあります。

また、同じ入社時期でも院卒のほうがより早く昇格していく傾向が強いので、昇進も同様の印象です。修士の学位は、より高い専門性を持って入社してきているという評価と期待がなされるので、実務でもそれがしっかりと発揮されているのであれば、これは平等かつ公正な評価と言えるでしょう。

仲の良い同期の友人でいうと、事務系職種で36歳で昇進、他社に転職した技術系職種の友人も37歳で昇進しています。2人とも学部卒です。

これはこの業界においては相当に早いプロモーションができていることになります。部門の方針や上司・部門長との相性、タイミング等もうまく噛み合ったといことも多少はあるかもしれませんが、前提として成果を出してきた優秀な人材だったからということは間違いなく言えます。

ところで、先ほどから昇進適齢期や知り合いの昇進タイミングを紹介しているものの、

そもそもの大前提としてマネージャーとしての資質と適正がなければ、いくら業務成果を出そうが年齢が45歳であろうが、中間管理職登用試験に選抜されることはあり得ないというのはどの業界もどの職種も共通認識である

この考えからズレて登用させるケースとしては、プレイングマネージャーとしての活躍を期待されているということでしょう。

いずれにしましても、自分自身の昇進ではないものの普段仲良くしている同期が実務で成果を挙げ、資質と能力が適切に評価されてそのようなポジションを就く、というのは刺激にもなりますしとても嬉しいものです。

課長の標準的な昇進年齢ってどのくらい?

「中間管理職 昇進年齢」という検索キーワードでGoogleにかけると、トップにでてきたサイトがこちらです。少しばかり引用させていただきました。

人事労務の専門情報誌などを発行する「一般財団法人 労務行政研究所」が、全国の上場企業を中心に実施した調査によると、各社が制度上想定する昇進年齢の標準は係長で32.7歳、課長で39.4歳、部長で47歳となっている。

対して、最短の昇進年齢を見ると、係長が29.5歳で課長が33.9歳、部長が40.1歳。もちろん業界や会社の人事設計などによっても差はあるが、出世スピードにこだわる人なら、こちらの“最短”をひとつの目安に、昇進の目標を立てるのがいいだろう。

30代で“課長”は早い?遅い?80年代生まれの昇進実態に迫る!【前編】

こちらのサイトが参考にしている調査結果自体は2009年のものですので、だいぶ古い情報であることは否めないのですが、人事制度上想定される標準的な昇進年齢は課長で39.4歳とのことでした。

思ってたよりも輸送機器業界と違いがないですね。輸送機器業界は世の中よりも5年くらい遅いイメージを持っていました。なにぶん10年前のリサーチ結果ですので、現在はもっと若手の積極的な登用が進んでいる可能性もありますね。

外資系はもっと早く昇進できるが、当然リスクもある

さて、では同じ輸送機器業街でも外資系はどうなのか?というところです。

私自身が所属している会社や外資系企業在籍経験者の情報から察するに、技術系職種においては「35歳、入社10年でマネージャー」というのはそんなに珍しい話ではありません。

極めて稀なケースかもしれませんが、事務系職種に入社7年でマネージャーに昇進された方も知っています。

もしかすると20代でマネージャーになっている可能性がありますね。ちなみにその方は女性です。社会人キャリア7年とはとても思えないほどの知識と経験を感じられ、なるほど、たしかにこれはマネージャーとして業務を推進していくべき人材だなと驚かされた次第です。

要するに外資系は「年齢や社歴に関わらず、ポジションとロール、報酬は個人のパフォーマンスによって決定される」ということです。

一方で、外資系ならではのリスクもあります。一例を挙げるとこんな感じでしょうか。

  • 年功序列制度的な年次昇給はほぼ期待できない
  • 昇格しない限り給与はあっという間に頭打ちになる
  • 昇格には英語ネイティブ以外はそれなりのTOEICスコアが求められることが多い
  • 不採算事業、業績悪化部門はボーナス(インセンティブ)激減、人員縮小、配置転換(業界によっては部署ごとレイオフの可能性も、、)

外資系企業においても特別厳しいコンサル業界は、「Up or Out」でしょう。
つまり「Valueを出して成長・昇進せよ、さもなくば去れ」ということです。その代わり高い報酬が期待できます。

ただ私が知る限り、輸送機器業界の外資系は「Up or Stay/Move」という印象です。
すなわち「Valueを出して成長・昇進せよ、さもなくば現状を受け入れよ/異動せよ」といったところでしょうか。

この場合は、現在のポジションと報酬で納得するか、もしくは、定期的に社内公募されている他部門他職種などへ自ら異動(社内転職)を申し入れて面接を受けるなどをする必要があります。

行き場がまったくないということではないでしょうし、通常の転職活動よりかはやりやすいでしょうね。ポジティブに考えれば、自身がより活躍できそうな仕事や役割を自らが能動的に見つめ直しアクションを起こす機会創出にもつながるとも言えます。

英語ですが、昇格にはTOEICスコアが求められる可能性があると記載しました。イメージとしてはそれなりのポジションに昇格するには700以上、800以上が必須となります。これは技術系職種のケースです。
ちなみに私が転職活動に使用したTOEICスコアは昨年の今頃に受けた670のままで、入社時の英語面接を通して700相当と見なされているようです。

ちなみに私が所属する事業部の部長は、私が知る限り皆、ドイツ語で仕事ができます。

日本人の部長もです。

電話会議での業務推進が主流の現在において海外出張も海外駐在自体も少なくなっているので、現地で覚えます!はどうやら通用しなさそうです。実質的にドイツ語を扱えないと部長になれない、、となると、これは相当に厳しい現実がすでに見え始めています。

なんせ私の場合、いまだに英語すらままならなくて、語彙力は低いわ文法はいいかげんだわで、最後は単語連発してでも合意して進められればOK!的なマインドでやり過ごしているというのですから(笑)

前向きに考えれば、英語どころかドイツ語も習得せざるを得ない環境に身を置けているということなのでしょうね。

まとめ

「将来的に自分はマネージャーになりたい!」と考えている方に情報展開をするのであれば、下記の通りになります。

  • 輸送機器業界のマネージャー昇進は40歳から45歳が標準的な昇進時期である
  • そのためには、35歳から40歳くらいを目安に係長(課長代理)に昇進もしくは相応の資格等級に昇格しておきたい
  • 外資系は35歳からマネージャー登用も珍しくないが、年功序列もないので、Up or Stay/Move を理解する必要あり
  • 昇格にはTOEICスコアが求められるが、上級ポジションでは英語どころか本社のある国/ビジネス上有益な第3言語の習得も覚悟する必要あり

いかがでしたでしょうか。皆さんの参考になれば幸いです。

あっ、先ほどマネージャー昇進者の事例として紹介した他社に転職した私の同期は日系ですけど、マネージャー昇進試験は外国人の部長、役員も含まれていたため、面接は全て英語での質疑応答がMustだったようです。

日系メーカーといえども、世界を相手にビジネスをしているのですからこれはもう自然な流れと言えるでしょう。

中間管理職においては、ローカルに特化して仕事を完結させたいのか、グローバルで仕事を進めていきたいのか、この辺りのキャリアプランニングとメイキングも求められる能力の一つなのでしょうね^^