中長期投資において保有銘柄は、「いつ買い」「いつ売る」べきか(その1)

株式投資は「安ければ買う」「高ければ売る」「何もしない」この3つのアクションしかありません。

そして「どのくらい買い付けるか」、「どのような銘柄をどういった割合で保有するか」は、「運用資金の絶対量」と「投資戦略」で決定されます。

では、

「いつ買うべきか?」

「いつ売るべきか?」

私も含めて多くの人がここで、あれこれ考えて、頭を悩ますのだと思います。

この二つの問いかけに対して、明確な思想とそれなりに納得感のある理由とともに答えられる人って案外少ないんじゃないでしょうか。

自分も日々勉強の身なので「書籍などで得た知識」と「実際に運用して得た経験」で、なんとなくこうするのがいいのかな?くらいなものです。そうは言いつつも、一応、自分なりの方針は持ち合わせています。

そこで、「現時点での私が中長期投資を行う上での考え方と実践方法」を、このブログでシェアしてみようと思い立ったので記事にしてみます。

私は中長期投資をメインで投資を行なっており、短期メインの方の思考とアプローチは異なる為、必ずしもこれから述べる考え方、アプローチが全てにおいて通ずるものではありません。

結論①:中長期投資においては「いつ買っても良い」

中長期投資においては「いつ買うべきか?」への問いの回答としては、「いつ買っても良い」と言う結論に集約されると考えています。

もう少し言うと、「素晴らしい会社の株価が適正な価格である」ことを確認できていれば、いつ買っても良いのです。

中長期投資には様々なスタイルがあります。

  • 割安銘柄狙い(安値で放置されている)
  • 成長銘柄狙い(急成長著しい)
  • 中小型株狙い(機関投資家が介入しづらい時価総額100億未満など)
  • 配当金、株主優待狙い(株価が変動しづらく安心して長く保有できる)
  • 好きな商品、サービスを提供している企業への応援買い(暴落時でも強い握力)

これまでの著名な投資家の書籍や、好成績をキープしている個人投資家ブログ、マネー紙に出てくるその界隈で著名な個人投資家の投資方針を知る限りでは、これらを組み合わせたり優先順位づけをして銘柄選びを行い、「素晴らしい会社の株価が適正な価格」の時に購入している人が多いかと認識しています。

マコクロ の「買い方」

私はおおむね下記の優先順位で銘柄選定することで「素晴らしい会社」を探すよう心がけています。

  1. 成長性(業績が好調である)
  2. 安全性(財務基盤が安定している)
  3. ビジネスモデル(利益を出しやすい仕組み)
  4. 割安さ(マーケットから安値で放置されている)

そして、購入検討対象となる会社へのアプローチはこのようになります。

  • 適正っぽい価格になるまで待つ
  • 適正っぽい価格なので買う(一気に買う、ちょっとずつ買う)

適正な価格とはいくらなのか?

私においては「適正っぽい価格」とお茶を濁したような表現にしていますが、これはどういうことかというと、

「適正価格の決め方を自分の中で確立していない」ことに起因します。

今のところは下記の内容をもとに「適正っぽい価格」を「えいっ!」と決めてしまっています(笑)

  • 現在のPERはどのような水準か
  • 数年後の(勝手に予測した)EPSを用いて、現在の株価で算出したPERは割安と言えるか
  • PEGレシオはどうか(このブログでおそらく未紹介の指標。近未来までの成長率を予測してPERに考慮した見方です)

「適正価格の考え方がわからないと、いつ買うべきかの説明になってないじゃん」と言われるとまさしくその通りなのですが、筋道立てて紹介できるほど自分の中で定量化できる明確な基準を現在は持ち合わせていません。

ゆえに「なんとなくこのあたりが適正価格そうだわーと思いながらポチっと買ってしまっている」のが現状だったりします。

と言いつつも、もう少し真面目に書きます。

次の式を見てください。

株価 = EPS(1株あたりの純利益) × PER(株価収益率)

(EPSは企業の稼ぐ力、PERはそれに対する投資家の期待や評価と考えるのが一般的です)

という公式が成り立ちます。

そこで、私はこの公式をどう使っているかというとめちゃくちゃ単純なのですが、

買いたい銘柄の適正価格 = EPS × 自身が割安だと考えるPER

これをベースに先ほどのPEGレシオ(成長率)などを加味して「あ、良さそうかも。えいっ!」と買ってしまっています。

なんだかそれっぽい式を持ち出した割には、最終的な判断となる決め手は「PER」と「納得感」であって、決断とアクションは「エイヤ」なのでした(笑)。

ちなみに補足しますと、

  • 高成長が期待できるが、多少の割高感のある銘柄
  • 中成長が期待ではあるものの、割安さのある銘柄

こんな銘柄が購入検討に同時に挙がった際には、私の場合は先ほどの優先順位づけに従って前者を選ぶようにしつつも、全体の構成銘柄のリスクバランスを自分なりになんとなく考慮して買い付けています。

ただし、自分の運用銘柄として組み入れたときに「気分が落ち着かない」ようなら買いません。

運用銘柄のボラティリティが心のキャパを超えているということです。

(番外編)「とりあえず100株買ってみる」はアリなのか?

個人的には「アリ」です。

これは、出先などで出会った商品やサービスを展開する会社などを、ネットでサッと調べたらなかなか良さそうな会社だ。とりあえず100株(最小購入単元)ほど買ってしまおうというパターンが割と該当するかもしれません。

どこかにメモをしていても、結局そのことを忘れて放置してしまうことありうるわけです。ならばいっそジャブ程度に買ってしまおう(そしてその後真剣に調べる)ということです。

(忘れてしまうくらいの銘柄ならば、その程度なのだから何も買うこともないでしょうよ。という考え方ももちろん否定しません)

「とりあえず買う」は決して適切な購買行動とは言えないんですけど、考えだすとキリがないし、悩み出すと思考と行動がストップしますので、「キッカケづくり」としては意外と悪くないのでは?とも思っています。

ひとまず100株買ってしまって、その後、買い増すべきか、100株をホールドし続けるべきか、はたまた売却処分してしまうかを考えるというアプローチでも悪くはないでしょう。

株価1,000円を100株(つまり購入額10万)で買い付けた銘柄が翌日に300円(評価額3万)に値下がりするようなケースはほとんどなく、株価はせいぜい950〜1,050円収まる範囲で動くだけなので、それほど痛手とはなりません。

適正価格だと思っても株価は下がる

色々自分なりに調べて「ヨシ!ここだ!」と思って買ってはいても、気持ちよく落ちていく銘柄(私だとルネサンス、ZOZO、塩野義製薬)に当たってしまうことは多々あります。そこは深く考えても仕方のないことなのだと割り切ってください。

素晴らしい銘柄ならば、その後は「決算」だけをモニタリングしていればOKです。

決算が良くても落ち続けていくのならば、それは「決算の結果を読み違えている」のか、「会社の業績以外の何らかのインパクトによって長期間にわたって株価が下落している」ということでしょう。(ほとんどが前者だと思いますが。。)

買い付ける時は、「指値注文」が好ましいが「成行注文」でもOK

銘柄を買い付けるときは「指値注文」がオススメです。指値注文とは、「買う価格を指定する」買い方です。

これとは別に「成行注文」という方法があります。これは、「場中の折り合いのつく価格で買う」という買い方です。

成行注文を例えるならば、ヤフオクで頻繁に出品されている商品を買い付ける時にスナイパーのごとく「希望落札価格を指定して入札する」か、もしくはどうせ競り合っている相手もそれなりの金額までしか入札しないし、買えないことが最大の損失だから、自動入札にお任せして「落札できる金額で買っておいて」と入札を丸投げする方法の後者の方法に近いやり方です。(うーん、例えとして適切なのだろうか、、笑)

初心者だったり、会社員で日中はザラ場をチェックできない方は朝イチに「成行注文」を出して確実に買い付ける買い方でも良いと思います。

事実、私は2017年くらいまでは「指値注文」を使ったことがなかったため、立ち回り方がよくわかってなくて、毎回「成行注文」で約定していました。

「いつ売るべきか?」は次回の記事で紹介します

毎回簡潔に書けずすみません。「いつ買うべきか?」の説明が少し長くなってしまいました。書き出すと色々つらつらと書いてしまいますね。

「いつ売るべきか?」については次回の記事で紹介します。

ではでは。